イギリスと日本のハーフで
女優の水原希子さんにも似た
大人っぽい顔立ちの一ノ瀬メイ選手。

 

トヨタのCMでも話題になっており、
パラリンピックでの活躍が期待されています。

 

「障害は特徴だ」という彼女は
今までどんな思いで競泳をやってきたのでしょう。

 

また、SM9クラスの個人メドレーでは
日本人の決勝進出者は過去一人もいません。

 

彼女は日本人にとって未踏の領域に
足を踏み入れようとしているのです・・・!!

 

今回は一ノ瀬メイ選手についてご紹介します。

 

プロフィール

一ノ瀬メイ 画像

名前:一ノ瀬メイ(いちのせめい)
生年月日:1997年3月17日
出身地:京都府京都市
血液型:不明
身長:166cm
体重:58kg
所属: 近畿大学在学中

 

主な戦績

2014年 アジアパラ競技大会 (韓国) 200m個人メドレー2位 / 100m平泳ぎ2位 / 50m自由形3位 / 100m背泳ぎ3位
2015年 IPC世界選手権 (イギリス) 200m 個人メドレー8位
2016年 ジャパンパラ競技大会 200m個人メドレー1位 / 100mバタフライ優勝 / 50m自由形1位

※パラサポ公式ページより抜粋

 

障害は特徴なだけ

先天性右前腕欠損症という
先天的に右ひじから先が無い
障害を抱えている一ノ瀬選手。

 

ですが一ノ瀬選手は
「障害は特徴だ」と言います。

 

京都市立紫野高等学校3年生のときに
一ノ瀬選手は全英連の第8回
全国高等学校英語スピーチコンテスト
に出場し優勝しました。

 

一部内容を抜粋したものがこちらです。

 

勉強もできるし,自転車にも乗れます。泳ぐことも,髪を完璧に結ぶこともできます。私はなんでも自分でできます。ではなぜ私が,「障害を持っている人」と言われなければならないのでしょうか。なんでもできるのに!〜中略〜「社会」とは何か?それは人です。私たちが障害を作り出している張本人なのかもしれないのです。

※詳細スピーチ全文&動画はこちらのリンクへ→該当サイトへ

 

家では家族と英語で会話し、
TOEICで875点を取るほど
流暢な英語を話す一ノ瀬選手。

 

そのスピーチの内容は、
「障害は個人の機能的な問題でなく、
社会が作るもの」というものでした。

 

一ノ瀬選手は小学校4年生のとき
イギリス留学をした際に、
障害者も関係なく受け入れられて
いたことに衝撃を受けたそうです。

 

このスピーチを聞くと、
健常者と障害者の境を考えさえられます。

 

人はそれぞれ違うということ、
わかっているようで勝手な決めつけによって
苦しんでいる人たちもいるんですよね。

 

ですが一ノ瀬選手は
「腕がなくてよかった」と言います。

 

だから水泳に出会えたし、
素敵な仲間に巡り会えた、と。

 

一ノ瀬選手の言うように、
他国との違いを知ることや
私たちの「真の理解」が
東京パラリンピック成功の重要な
要素になると思います。

 

日本で言えば、24時間テレビのような
「偽善」「お涙頂戴企画」と言われるものも
障害者に対する偏見の目を広げる
きっかけの一つになっているのかもしれません。

 

本来の目的はそこではないでしょうに。

 

本当に頑張っている人たちが
テレビ番組のやらせ疑惑に使われて
しまうようなことはあってはならないですよね。

 

競泳歴と今後の課題

一ノ瀬選手は早くも1歳半水泳を始めています。

 

そして7歳の時には
パラリンピックを目指すようになりました。

 

きっかけはパラリンピック競泳日本代表
監督の猪飼聡さんに誘われたからです。

 

中学2年生の時には
アジアパラリンピックで
最年少の日本代表として出場し、
50m自由形で銀メダルを獲得。

 

大学はメダリストを多く輩出している
近畿大学で、練習量も2倍に増えたそうです。

 

近畿大学は一ノ瀬選手にとって
最高の練習環境だと言います。

 

なぜなら、障害を理由に
ダメだと言われることなんてないから。

 

そこで一ノ瀬選手は健常者の水泳部と
ほぼ同じ練習メニューをこなしているんです。

 

一ノ瀬選手のスピーチにもあったように、
日本は海外に比べ健常者と障害者を
分けて考えることの方が多いですが、
海外では健常者と同じメニューが常識です。

 

それが当たり前の環境にいられることが
一ノ瀬選手の強さにも影響しているのでしょう。

 

19歳にして5つの種目で
日本記録を持つ一ノ瀬選手。

 

今年行われたパラリンピック選考会では
日本記録を4秒以上更新して優勝しました。

 

1秒に1年以上かかる選手が
ほとんどなのに・・・ツワモノです。

 

片腕で泳ぐバランスの難しさはありますが、
一ノ瀬の速さの秘訣はそこにあります。

 

右手の方が短い一ノ瀬選手は、
普通に手を回すと左手の方が
負荷がかかって遅くなってしまいます。

 

腕がない分右手の方が速く回るので、
右手は前で待つ意識をして
両腕の回転のタイミングを
調整しているのだとか。

 

バランスが崩れると距離的なロスが
できてしまいますが、ずれても
すぐに修正することができるのは
一ノ瀬選手の長年の努力のたまものです。

 

しかし、一ノ瀬選手にも
まだまだ課題となるものが。

 

それはバタフライや
平泳ぎなどの左右対称が
ルールになっている種目です。

 

健常者と同じルールで
左右対称に泳がないと失格になってしまいます。

 

左右対称ではない体で
左右対称に泳ぐのことがどれだけ難しいのか・・・
それは経験した人にしかわかりません。

 

一ノ瀬選手が言うには、
平泳ぎは足で進むからまだマシだけど
バタフライは筋力で支えるので
腕の筋力が必要なんだとか。

 

ですが、一ノ瀬選手にとって
右腕の筋力トレーニングは
簡単にできることではありませんでした。

 

そこで筋トレ専用の義手を製作して
弱点強化に力を入れた一ノ瀬選手。

 

この成果が出れば、
リオでのメダルも十分に期待できると思います。

 

両親や家族について

一ノ瀬選手は、父親がイギリス人、
母親が日本人のハーフです。

 

父親の情報はありませんが、
母親の名前はトシ美さん

 

一ノ瀬選手は小学校4年生の
途中から1年間イギリスに行きましたが、
その間トシ美さんはイギリスの大学院で
障害学を勉強していたそうです。

 

言葉だけでなく行動で、
家族で支え合っているんですね。

 

自身のツイッターにはお母さんと
おばあちゃんの写真を載せていました。

 

 

とても仲が良さそうですね。

 

両親からは、「違っていいよ」、
「違うのはチャンスや」と言われ
育てられてきたという一ノ瀬選手。

 

そのため、「変」とか「変わってる」
に対する彼女の返事は「ありがとう」です。

 

何よりまずご両親が
一ノ瀬選手の全てを愛して育てたことが
ここまで彼女を強くさせたんですね。

 

エピソードを知れば知るほど
そんな風に思います。

 

彼氏や性格について

彼氏の情報はありませんでしたが、
頭が良くアスリートとしても活躍していて
ルックスもとても良い一ノ瀬選手。

 

これぞ非の打ち所がないというか、
これからますますファンが増えそうですね。

 

一ノ瀬選手はとても芯のしっかりした女性で
意思表示もはっきりしています。

 

彼氏ができるとオープンに
公表してくれるかもしれません。

 

時に悩むこともあると思いますが、
そんな様子を見せることなく
ただ目標に向かってひたむきに
努力する姿はたくさんの人に
勇気を与えてくれますね。

 

指導している猪飼コーチは、
一ノ瀬選手の性格を
マイペースで物怖じしない
本番に強い子と言っていました。

 

彼女の集中力の高さは
目を見張るものがあります。

 

一方、プライベートではカフェ巡りが趣味で
大学の友人とも仲良く過ごしている
様子がうかがえます。

 

オンオフの切り替えがすごいです!

 

そして一ノ瀬選手の笑顔は
本当にキラキラ輝いているので
Twitterを見ていると
こちらが元気をもらえますよ。

 

バタフライからのターンで上位入賞すれば
リオでは決勝進出の可能性も出てきます。

 

個人メドレーの決勝は日本時間の12日!

 

みなさん、テレビの前で応援しましょう!