パラリンピック競泳
日本代表の田中康大選手。

 

ロンドンパラリンピックで
一気に注目を浴び、
リオでのメダルも期待されています。

 

ですが金メダル獲得の裏には
悲しい別れもありました。

 

そして水泳一筋の田中選手は、
「絵」の才能も持っています。

 

今回は田中康大選手を支えた方々や、
知られざる魅力についても紹介します!

 

プロフィール

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名前:田中康大(たなかやすひろ)
生年月日:1989年10月31日
出身地:千葉県千葉市美浜区
身長:177㎝
体重:73㎏
所属:社会福祉法人あひるの会あかね園
出場種目:100m平泳ぎ/200m個人メドレー
競技歴:14年

 

主な戦績

2012年 ロンドンパラリンピック 100m平泳ぎ 優勝 ※世界新記録
2013年 IPC世界水泳選手権 (カナダ) 100m平泳ぎ 2位
2014年 アジアパラ競技大会 (韓国) 100m平泳ぎ 優勝 / 200m個人メドレー 3位
2015年 IPC世界水泳選手権 (イギリス) 100m平泳ぎ 2位

※パラサポ公式ページより抜粋

 

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競泳を始めたきっかけや障害について

「自閉症」を持つ田中選手。

 

自閉症とは先天的な
脳の中枢神経の機能障害で、
自分を取り巻く様々な物事や状況が
健常者の脳への伝わり方と違います。

 

そのため対人関係問題や
コミュニケーションの困難さ、
特定の物事への執拗なこだわりを
示すという特徴がある障害です。

 

田中選手水泳を始めたのは
小学校1年生のとき。

 

たまたまプールに遊びに行って
楽しかったので始めたのだそう。

 

しかし、健常の子が1ヵ月で
マスターする課題を田中選手は
1年かけて習得するような
スローペースでの練習でした。

 

それでも田中選手は水泳に没頭し、
年を追うごとに少しずつ
少しずつ成長していったといいます。

 

千葉市立新宿中学校1年生の時には
地元の水泳教室に通い始め、
元オリンピック強化選手である
山本靖子コーチに師事しました。

 

そしてロンドンパラリンピック
平泳ぎ100mでは世界新記録を樹立し
金メダルを獲得した田中選手。

 

日本初の知的障害者の
金メダリストとなり、平成24年に
千葉市民栄誉賞を受賞しています。

 

コーチについて

田中選手を育てた
山本靖子コーチですが、
2011年に他界しています。

 

田中選手がロンドンパラリンピック
に出場する前の年に
ガンで亡くなってしまったのです。

 

68歳でした。

 

田中選手が通った水泳教室は
障害者の指導実績がある
千葉県柏市の「柏洋スイマーズ」

 

山本コーチはここで
指導者を務めていました。

 

そして田中選手の才能を即座に見抜き、
1対1で熱心に指導したそうです。

 

山本コーチの指導により
才能を開花させた田中選手は、
国内で次々と日本新記録を樹立し
国際大会でも上位入賞するまでに。

 

ですがガンが進行していた
山本コーチは亡くなる3ヶ月前に
田中選手に「お別れをしよう」と告げたそうです。

 

山本コーチが亡くなったとき、
田中選手はひどく落ち込んだといいます。

 

しかし自閉症という障害を
持つ人は、普通は人の死を
理解するのも難しいのだそう。

 

だからこそ、田中選手が
どれだけ山本コーチを
信頼していたのかがわかります。

 

その約束を果たすためのように
田中選手はその後の大会を制し、
ロンドンパラリンピックでも
金メダルを獲得しました。

 

それも、知的障害部門では
日本人で初めてだったことに加え
独走態勢で世界新記録樹立という
凄まじい結果を残したのです。

 

最高の形で約束を果たし、
山本コーチも天国で安堵し
喜んでいたことでしょう。

 

そしてきっと今も
見守ってくれていると思います。

 

その後は榎本仁コーチ
田中選手を指導しています。

 

榎本コーチとお母さんと
3人だけで練習に励む日々。

 

田中選手は普段と異なることを
苦手とする一面があるため、
練習でも試合でもどれだけ
「いつも通り」という安心感を
持てるかが重要なんだそうです。

 

そのためにジムの休館日に
設備を使わせてもらうなど、
集中力が途切れない環境で
練習しています。

 

ロンドンからリオまで、
筋力トーレーニングにも
力を入れてきました。

 

リオでもその実力を
大いに発揮してほしいですね。

 

母親やプライベートについて

田中選手の母親の名前は紀子さん

 

自閉症の田中選手が
小学校1年生の時にプールで
楽しそうにしているのを見て、
障害を持った息子が楽しく
思えるものがあったということに
とても嬉しくなったそうです。

 

田中選手が普段あまり
感情を表に出さないだけに、
紀子さんにとって
この発見は大きかったよう。

 

ですが紀子さんは田中選手が
4泳法をマスターするのに
6年かかったり、スローテンポでの
上達を見ていてまさか世界新記録を
出すほどの選手になるとは
思っていなかったといいます。

 

山本コーチや榎本コーチ、
紀子さんが温かく見守って
くれていたおかげでしょうね。

 

水泳に関して素人の紀子さんですが、
田中選手の練習中は泳ぎの
改善点などをメモしてサポートしているそう。

 

自閉症といっても症状は
軽度から重度まで様々ですが、
田中選手の興味関心を
うまくサポートしてきた紀子さんの
おかげで現在の田中選手が
あるんだなと心から思いました。

 

絵が上手!

田中選手について調べてみると
「絵」というワードが気になりました。

 

調べてみると・・・すごいんです!

 

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とっても可愛い!

 

英語の教科書などに
掲載してほしいような絵ですね。

 

田中選手は毎日日記を
書いているのだそう。

 

言葉で想いを伝えることは
難しいようですが、こうして
日記を読んでみると頭の中は
病気療養中でも水泳のことでいっぱい。

 

そしてリオに向けて
頑張っている様子が伝わり
とてもほっこりした気持ちになりました。

 

自閉症の方が持つ非凡な才能には
私も身近で驚かされた経験がありますが、
障害の面だけ見るのではなくて
もっと何に興味関心を持っているかなど
深く知れる機会があると良いですよね。

 

絵がとても上手なので
グッズとかにならないのかなと思ったら
所属のあかね園でリオの応援グッズ
としてTシャツが販売されていましたよ。

 

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Tシャツの絵のかわいいドラゴンが
語りかけてくるようですね。

 

私はこの絵で幼い頃に読んだ絵本
「かいじゅうたちのいるところ」を思い出しました。

 

ちょっと違うかもしれないけれど、
なんだか懐かしい気持ちにさせて
くれるような優しい絵だと思います。

 

今後も得意の「絵」で
たくさんの感情を伝えてほしいですね。

 

自閉症という障害は持っていても、
長年かけて水泳に真剣に取り組み
ここまで才能がある選手です。

 

田中選手の秘めた可能性には
ワクワクさせられます。

 

リオでもいつも通りの泳ぎで
頑張ってほしいですね。

 

応援しています!